4月9日(土)に開催いたしましたライクチェロセッション2022
(チェロアンサンブル練習会+ミニ発表会)のレポートです
今回は 和光大学ポプリホール鶴川 リハーサル室で 午前の部と午後の部の2回に分けて行いました
まずは ミニ発表会のレポート
ライクチェロセッションはアンサンブル練習会参加は必修
ソロを弾くミニ発表会は希望の方のみ 強制ではありません
でも生徒の皆さんは 今回もとても積極的に参加してくださいました
〔生徒さん同士での聴きあいっこ〕という気楽なものです
でも皆さん本番前はとても真剣に練習に取り組んでくださり それぞれに上達 飛躍され嬉しく思っています
今回の曲目は
グノー アヴェ マリア
チッリ チェロソナタ 1番 1.2 楽章
バッハ 無伴奏チェロ組曲1番よりプレリュード
ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ
ヴィヴァルディ チェロソナタ5番 1.2楽章
ヴィヴァルディ 2本のチェロのための協奏曲 1楽章
次にチェロアンサンブル練習会のレポート
それぞれ 生徒さん5名と私
そしてピアノ伴奏の先生も一部加わっていただき 3曲練習いたしました
1曲目
『ドヴォルザーク
新世界交響曲2楽章より 』
2曲目
『星に願いを』
この2曲は 私が3パートに分けて編曲したものを それぞれ2人ずつ 6名で演奏
譜読みはレッスンで予習してありますが
練習会では
とにかくまわりの音を聴く ということ
そして
自分がメロディーだな と思ったら
しっかり目立つように弾いてみよう
ということをやってみました
人間の聴覚は まわりのすべての音をキャッチしているわけではなく 必要な音を選んで聴いているのだそうです
聴こえてはいるけど聴いていない ということは演奏している時によく起こります
でもいいアンサンブルをしようと思ったら 能動的に聴く練習をしなければならないのでは と思います
これは アンサンブルの大切なスキルですね
3曲目は
バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』
バッハの人気曲の一つですが
原曲はカンタータという教会で演奏される音楽の一部です
弦楽合奏と合唱の曲で
ソラ シレド ドミレ レソファ ソレシ ソラシ というヴァイオリンの旋律でおなじみの曲
今回は
生徒さんで本職はヴァイオリンの先生のFさんに ヴァイオリンを弾いていただき
ピアノ伴奏のM先生に弦楽の部分をピアノに編曲したパートを弾いていただき
合唱(コラール) のパートを私がチェロアンサンブルに編曲いたしまして 生徒の皆さんと私で演奏いたしました
ヴァイオリンとピアノの音色にみんなうっとり
でも休符を正確に数えて間違わないように入らなければなりません
「私が合図を送りますから大丈夫ですよ」 と言って始めましたが 私も一回 合図を間違えました
下が 生徒さんに弾いていただいた楽譜です
シンプルですが シンプルだとやさしいとは限らないのがチェロです
チェロアンサンブルのあとは講師によるコンサート
今回は ピアノ伴奏のM先生と
チェロの生徒さんで ヴァイオリンの先生のFさんにご協力いただきました
プログラムは
シューベルト アヴェマリア
フォーレ エレジー
フォーレ 夢のあとに
ピアソラ オブリビオン
フォーレのエレジーはチェロのために書かれた曲ですのでチェロとピアノで
あとの曲はトリオ編曲版で弾かせていただきました
セッションの最後は歓談タイム
コロナのため飲食なしで
打ち上げの代わりです
午後の部では
途中から見学に来ていた 新しい生徒さんも 参加していただきました
7~8名での気楽な雑談
このくらいの人数ですと 皆さんすぐに親しくなれます
これが15人20人となると話に入れない人が出てくるのでは?
(人見知りの私の考えですが)
そんな思いもあり 小さめのスペースで
2回に分けて開催しています
今回の
和光大学ポプリホール鶴川リハーサル室は
とても響きのいいスペースでした
こちらは小田急線鶴川駅近くの町田市の施設です
和光大学の講堂ではありません
リハーサル室といっても
小さなコンサートや発表会ができるように
音響を考えて設計されているそうです
ピアノもヤマハのグランドピアノが入っていて
本格的な経験をしていただくことができました
ミニ発表会は録画をして
生徒さんに後日お渡ししているのですが
響きのいいスペースでの録画で
とてもいい仕上がりになりました
私の新しいiPhoneもよかったのかも
生徒の皆さん
年度末 年度はじめ のお忙しい時期にも関わらず
時間を作ってご準備いただき
本当にありがとうございました
次回はスペースがとれるかどうかにかかっていますが
来年の2月3月4月あたりに
予定しております
こちらがポプリホール鶴川リハーサル室です